改憲勢力は、ギリギリのところで3分の2を割ってくれたが
参議院議員選挙が投票率48.80%と過去2番目の低さで、政治不信の表れが証明された。憲法改正に前向きな勢力は非改選議席を含めて国会は次に必要な3分の2(164議席)を割り込んだ。しかし、「非改選議席を含めた与党で過半数(123議席)」は残念ながら確保し改選過半数の63議席を超えた。首相の総裁4選論、改憲論議、10月の消費税増税の実施など実現濃厚となっていく。
野党共闘を掲げたにも関わらず、やはり元民進党であった立憲民主党と国民民主党の溝・軋轢がそのまま選挙運動と結果に表れてしまった形である。北海道は正しく知事・道議会議員・札幌市長・市会議員選からお互いに足の引っ張りあいかと、素人目にも疑ったほどだ。
「れいわ新撰組」2議席、「NHKから国民を守る党」1議席は、既成政党に満足できない国民が1票を投じた結果である。
選挙前に某テレビで共産党志位委員長が語っていた。
「共産党のイメージは、元ソビエトのような共産主義ではなく、あくまでも国民の生活と福祉に重きを置いている党です。」
政策以前に国民にそれを語る機会を多くしてほしい。「共産党」は現中国のような共産主義をイメージしてしまう。
私の支持政党は共産党ではないが、選挙活動中の演説を聴き、一環して政策にぶれがないのが共産党。自民党よりぶれていない。
自民党はいいようにぶれる。ぶれながら支持者を獲得している。