日本は戦争に強い国づくりではなく、率先して取り組んでいくは「災害に強い国づくり」ではないのか

台風15号は関東地方に被害を及ぼした。被災された皆さん、お見舞い申し上げます。

千葉県や神奈川県では、今現在(9月11日午前9時)、46万世帯が未だ停電していて、今日中の復旧は不可能であると東京電力の担当者が記者会見で語っていた。残暑厳しい折、クーラーも効かない中で、どうぞ、熱中症には十分気を付けて頂きたい。

この停電の原因は、送電線鉄塔にあるのではなく、街中の電柱が強風で倒れたことにあるらしい。

北海道は、日本の食糧基地と言われている。一昨年台風に見舞われ、米作地帯や畑作地帯が甚大な被害に見舞われた。特に十勝平野は広大な畑作地帯が広がっていて、ジャガイモの一大産地である。そのジャガイモが壊滅状態になってしまった。その後、ポテトチップスが出回らなくなったほどで、いわゆるポテトチップスロスと言われている。

ここ数年、台風はめったに北海道までは来ないという常識は通らない。地球の温暖化が原因ともいわれ、海水温の上昇に伴い太平洋を北上して日本列島に到達するまでの台風は巨大勢力になっていることが多い。その勢力を保ったまま北海道へやって来てしまう。

さらに、昨年9月6日、震度7北海道胆振東部地震があった。地震発生から20分後に北海道全域がブラックアウト状態に陥る。地震そのものの被害とそれに付随したブラックアウト状態。幸い、地震の被災地ではなかったが、普通の生活を取り戻すのに1~2か月かかってしまった。

 

日本は様々な条件が織りなし、災害が多い国だ。

仮想敵国のための防衛予算が年々増加しているが、現実に「戦争に強い国」ではなく『災害に強い国』を目指して予算の増加をしてほしいと、切に願うばかりだ。

将来のために国の政策として今から徐々に行ってほしい。災害が起きてからの復興だけではいけない。国が中心となって各都道府県で取り組んでいくのはどうか。

まず、「都市計画の中で、全国的に電柱を無くして、地下に様々な配線をめぐらす。」事から始めてはどうか。