「緊急事態宣言」を8道県に追加する記者会見で、責任を曖昧にする風潮を感じました

昨日、8月25日「緊急事態宣言」を8道県に追加することで首相の記者会見が行われていました。最近は「いつの記者会見でもまた言うことは殆ど同じ」なので、聴いていませんでしたがふと見てしまったところ不信感をおぼえてしまいました。『首相としての責任を全く感じず曖昧にしている』のです。

「前回の緊急事態宣言をこれで最後にしたいと言っていましたが、感染者が増えてこうなってしまった責任をどう考えますか?」という新聞記者の質問がありました。首相は「ヨーロッパやアメリカでのワクチン接種の動向を見ながら日本でも行ってきて、既に国民の○○%は接種済みです。9月下旬には・・・。その後、デルタ株の猛威は予想以上でロックダウンしたヨーロッパやアメリカでさえ急激に増えているではありませんか。」

(私はやることはやっています。デルタ株が予想外の猛威を振るっていることに私の責任なんてありませんよ。悪いのはデルタ株。先程、二カイさんと会談を終え次期の自民党総裁選には、立候補します。)と、捉えて終いました。首相としての立場で責任を、という新聞記者の質問にこの回答です。

ワクチン接種がヨーロッパやアメリカより二か月近くも遅れ、出たとこ勝負と思われた全国への接種状況、どの位のワクチンが供給されるのかをはっきり示さず滞り行き当たりばったり。

こうなってしまっている責任の所在はいずこに?最近、責任を曖昧にする風潮が社会全体にはびこっています。ワクチン接種を終え、「三密」を厳守し、普通に日常を送ることができる日を願いながら静かに「コロナ禍」を過ごしている一国民の感想です。