「そこまで言って委員会」の辛抱治郎氏が、ここまで言ってしまいました。政経セミナー 北海道大会

全日本不動産政治連盟主催「政経セミナー 北海道大会」が8月22日に開催された。

第1部は橋本聖子氏、第2部は辛抱治郎氏の講演である。開演30分前には既に50人ぐらいの観衆が開場を待っていて、殆ど八割くらいが中高年男性だった。第1部の橋本聖子氏は先日の参議院選挙の全国区当選を果たし、そのお礼の言葉から始まった。しかし、その後は、ご自分の命名された由来、東京五輪時に誕生し父親が聖火に感動して、聖子と名付けた。だから、生まれながらにしてオリンピックに出ることが運命付けられていた人生で、その後夏と冬を合わせて7回のオリンピック出場を果たした等。

来年の東京五輪に関わるエピソードや意気込みが、話されるのかと期待していたが少々期待外れであった。政治家としての混とんとした現状を語ることはなかったので、ただどんどん睡魔が訪れてきてしまった。

いよいよ第2部に入る。ここで目覚めた。あの「そこまで言って委員会」辛抱治郎氏の口調である。どんなに毒舌をはいても謝らない麻生さん、鳩山さんに宇宙人と言ってしまったことなどを面白おかしく語って下さった。

今、よく政府や政治家はマスコミに圧力をかけているといわれている。そうなのではなく、近すぎる首都圏のマスコミの方が政府や政治家に気を使っていて忖度しているのが現状だそうだ。首都圏の某テレビに生出演し明らかになったとか。生々しい現場の状況を語っていた。

アイピーエス細胞の山中伸弥教授との対談から、ほとんどの臓器は再生可能であるが、脳だけはできないとか。脳と心。心の再生は不可能。

頭髪の再生に関しては命にかかわらないので一番最後になるらしい。

ヨットで遭難しかけて九死に一生を得た壮絶な体験を語って下さった。

人生120年時代が間もなくやって来る。癌は治る病になり平均寿命は延びるだろう。オプジーボといういい薬が認可された。保険がきくが、一回につき○○○万円。

年金問題で、若い人は将来もらえなくなるだろうと、考えているようだが、もらえることはもらえる。しかし、現役世代が減るから少なくはなるだろう。現役世代が現在の65歳以上の年金受給者を支えているのだから。なくなりはしないが、少なくはなるだろう。

まだまだ書ききれないが、語り口が軽快で話に引き込まれてしまった。さすが関西人である。日曜日の時間帯、「そこまで言って委員会」をこれからも期待したいと思う。