「東京オリンピックマラソンテスト大会」後、急増している北海道のコロナ感染者は全国一となってしまいました。

北海道のコロナ感染者数は、減少傾向にある東京や大阪をしのぎ目下全国一を維持しています。4月中旬から下旬にかけ、素人目でも増加しているのが分かりました。5月5日「東京オリンピックラソンテスト大会」が予定されており様子見だったことは、結果として表わされています。まさしく実験された北海道?

東京オリンピックテスト大会」は陸上や体操、水泳といった競技も行われていますが、あくまでも室内でそれも無観客試合です。「マラソンテスト大会」は札幌市内の極限られていた地域とはいえ、市内を走りました。人間の心理とでもいうか、沿道での観戦者が多かったと聞きます。

21日付北海道新聞より、IOCコーツ調整委員長「緊急事態宣言が発令された状況でも大会開催が可能と認識した。テスト大会が安全に行われてきた。」

選手や大会関係者は、チャーター便で北海道入りし隔離状態のホテル滞在でしたから安全だったことでしょう。けれども、既にコロナ感染者急増中だった北海道。終了と同時に「まん延予防・・・」を政府に要望したところ、「緊急事態宣言」に突如変わりました。当前です。

札幌市の現状は、朝から救急車のサイレンの音とドクターヘリが空を飛ぶ音が絶えません。札幌市のみならず、コロナ感染者は北海道の各地域へ広がってきました。地域医療圧迫への懸念から、「東京オリンピック」開催を疑問視する声が上がっています。