貫いて下さい、「国民の命と健康を守る」とおっしゃっていた事を。

「2020東京」が迫ってきました。掲げていたスローガンは「東日本大震災を乗り越えた証」から「コロナに打ち勝った証」へといつの間にか変わり、先日の記者会見ではこれらは一言も語られませんでした。東京都は「緊急事態宣言」最中のオリンピック・パラリンピック開催です。一時、開催するか否かを論争していたのに、いつの間にか観客を入れるかどうかにすり替えられました。開催ありで進められたのです。

北海道ではマラソンと男女サッカー予選試合の会場となり、男女サッカー予選試合はもう間もなく開催です。東京都と近郊三県は無観客で行われますが、他は制限があるとは言え観客ありです。チケット購入の二割は首都圏の方が占めているそうです。移動して観戦に来ますよね、北海道へ。「東京都と近郊三県は移動自粛」とは、大きく矛盾していると言わざるを得ません。

北海道は「蔓延防止・・・」は解除となりましたが、特に会場となる札幌市のコロナ感染者デルタ株系が増加しつつあるのが現状です。人の移動が感染拡大を及ぼすと言われていますので、矛盾だらけです。5月5日に行われた「マラソンテスト大会」以降急激に増え、それが如実に表れていました。

コロナワクチン接種に関しては、47都道府県中最下位の北海道。政府の行き当たりばったり感、出たとこ勝負、思い付き、見通しの甘さが歪めません。貫いて下さい、「国民の命と健康を守る」を。