「試される大地、北海道」?

かつて、数十年前でしょうか。北海道のキャッチフレーズは、「試される大地、北海道」だった。これには賛否両論あったが、結構、長期にわたって色々なポスターに掲載されていた。北海道の今の状況は正しく「試される大地、北海道」。1月末に「新型コロナウイルス」のニュースは流れていた。

2月4日、「さっぽろ雪まつり」は開催され、例年にない観客数の減少ではあったが、当時、観客の中から確かに中国語は聞こえていた。歩いて雪像を観ているだけではそれほど感染リスクはなかったように思われるが、各飲食スペースは人だかり。「さっぽろ雪まつり」が原因だという根拠は見られないと言われているが、他に蔓延させる原因として何が考えられるのであろうか。

全国に先駆けて「緊急事態宣言」し、感染拡大防止に向けた小中高校の臨休措置、週末の外出自粛要請があった。北海道新聞によると、知事は菅官房長官へ相談したそうで、話し合いの結果ではなかったようだ。その結果、道民のその様子を見て安倍首相が唐突に小中高一斉の臨休に踏み切った。北海道はお試しだった?

街中は閑散としている。美術館、動物園、図書館等、全て閉館。コンサートや催し物の中止。ドラッグストアはマスク、トイレットペーパーは品薄状態。十分、生産されているので心配ないとはいえ、いつ入荷するのか。とんでもない状況が続いている。

各地で行われる予定だった「北海道物産展」は相次いで中止だとか。北海道製品から「新型コロナウイルス」は感染しませんので、悪しからず。

一昨年のブラックアウトと言い、「試されたくない大地、北海道」。